第3章 恋人はあなただけ
「いいんです。貴女がいい。
あおさんがいいんです」
「私も」
会える回数は、少ないかもしれません。
でも、二宮さんが、好きです。
二宮さんを、がっかりさせるかもしれないけど、
それはめっちゃくちゃ怖いけど、
『好き』には勝てないです。
『愛』には勝てないです。
「『私も』なんです?」
小悪魔な顔で聞いてくる二宮さん・・・。
これは、もはやアイドルだからではなく・・・
「完璧な小悪魔ですね」
そう言うと、怪しく笑った二宮さん。
「『私も』?」
はぁ。はい。
「二宮さんがいいです」
ボソリとつぶやいた。
恥ずかしすぎますよ!
「聞こえません」
「!」
まさかの返事・・・。
あ~~もう!