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恋愛診察
第3章 恋人はあなただけ
「え、どうかしました?もしかして彼氏いる?」
赤信号で、止まっている。
二宮さんが上目遣いでこっちを見てきます。
もし、赤信号じゃなかったら、どうしたかな。
・・・なんて考えてる場合じゃない。
「彼氏はいません」
「? そう」
言うべきかな?
でも、知恵ちゃんも言ってないみたいだし、
黙っているべき?
でも、二宮さんに、話さないなんて、
なんか辛いです。
「あおさん、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですよ~」
今はいっか。気を悪くするかもしれないし。
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