• テキストサイズ

恋愛診察

第2章 アイドルと看護師


あーーーーって、もしかして、忘れてました?


周りを見ると、皆あおさんの声にびっくりして目をぱちくりさせている。


『すみません!あの後別れてから緊急の呼び出しくらって・・・。昨日の夜まで泊まり込みだったんです』


昨日の夜まで!?

どんだけ忙しいのよ、貴女。


「ま、まぁそれなら仕方ないですよね。体大丈夫ですか?」
『はい。大丈夫ですよ。それよりご飯』


そんなあっさり大丈夫なんですか?


私も寝ない日はあるけど二日間泊まり込みはきついです。


「ご飯はいいですよ。体休めてください」
『二宮さんと会えれば、すぐ回復できます!きっと』


なんですか、それ。


かわいいんだから。


「そうですか。私も、あおさんに会えればもっと元気になりそうです」
『あ、ありがとうございます』


ふふふ。照れてますね。


「では、明後日の八時に迎えにいきます」

『迎え、ですか!?』


そんな、と言葉が話せてませんよ。


「では、明後日。総合病院ですね?よろしくお願いします」



そう言って一方的に切った。

あ、う、とかいう言葉が聞こえたけど、あれは言葉ではありません、ということで。


/ 255ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp