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第1章 出会いは遊園地にあり
あおさん。
今、後ろから私を呼ぶ、声がした気がした。
相当名残惜しいんだな。
そりゃそうか。
「あおさん」
ほら、また。でも、さっきよりはっきりしている。
「あおさんってば」
え・・・。
この優しいトーンは、
「う・・・そ」
振り返ると、帽子とマスクを着けて変装している、
二宮さんがいた。
変装してても、わかりますよ。
思わず笑みがこぼれた。
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