第1章 出会いは遊園地にあり
だめだ、ドキドキが止まりません。
「知恵ちゃん、私、もう行くね」
「え、もう?」
「うん」
だって、これ以上居たら心臓がもたないから。
「もう行くの?悲しいじゃん。ねえ、ニノ」
二宮さん、テレビで観るよりだんとつかわいいし、かっこいい。
「私に話を振るな、あいばか」
あ、あいばか。おもしろいニックネーム。
「で、では、いきなりすみませんでした。失礼します」
本当にいろいろごめんなさい。
でも、幸せな人間になれました。
「ありがとうございました」
本当は、もっと知恵ちゃんと話したかったし、嵐の皆さんとも仲良くなっておきたかった。
でも、もう限界です・・・。