第15章 長ーい幸せ
「行きましょうか」
「なんか、緊張しますね」
「ふふっ。そうね」
挨拶一日目。
私の実家に、和也君と来ました。
お母さんとお父さんは、和也君に会うのをすごく楽しみにしていた。
「た、ただいま~?」
曖昧な感じで家に入る。
「おかえりなさい!あお」
「こんにちは」
「まあ!」
和也君を見てすごいびっくりしているお母さん。
嬉しそうだな~
「どうぞ、入って」
「お邪魔します」
緊張していた和也君も、お母さんを見てちょっと落ち着いたみたい。
「おぉ!あお、おかえり」
「ただいま」
「初めまして、二宮です」
「おー!」