第1章 出会いは遊園地にあり
「いいですか?今回の撮影場所の遊園地は新しいので、あまりはしゃぎ回られると、危険ですから」
まるで、俺らを子供扱いしつくるマネージャー。
30代のおっさんが、遊園地ではしゃぎ回るなんて、そんなことしないっつうの!
「かなりの人混みかと、一応撮影は平日ですが・・・」
「わかったよ。もう、大丈夫だって」
潤がマネージャーに言った。最後の方まで話を聞いていたのは、私と潤くらいだろうな。
「聞いてました?相葉さん」
眠そうに欠伸をした相葉さんにツンツンと話しかけた。
「あ、ニノ!うん、大丈夫」
大丈夫かは聞いてません。でも、仕方ないか、昨日から寝てないもんね。