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第10章 今日で昨日にさようなら
歌いながら、
こんなのリハーサルじゃないと思った。
終わってからもボーッとしてる。
「あ!二宮さん!」
慌ててやって来たマネージャー。
翔さんと相葉さんと目が合ったけど
まともに見られなかった。
でも、ボーッとした頭も
マネージャーの一言で変わった。
「あおが熱だしてしまって。二宮さんには言っておこうかと」
「熱?」
相葉さんの抜けた反応が
ムカついた。
「ニノ」
翔さんの目をまともに見られたのは
この瞬間だった。
その目線に背中を押されて
勝手に走った。
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