• テキストサイズ

恋愛診察

第10章 今日で昨日にさようなら


「なんで、黙ってたんですか。
好きになっちゃ、いけなかったかもしれないのに!」

「そんなことは」

「馬鹿じゃないですか、俺。
翔さんの、彼女だった人を・・・俺」





気づけばよかった。



仲間の、元カノに



恋をするとか、



最低だ、俺・・・。











怒りが腹の底から込み上げてくる。




翔さんの下を向いた姿にさえ、

腹が立った。









相葉さんの歌が、終わりを迎える。










「くっそ」

「ニノ」

「俺・・・俺」

「ニノ!」




手から血が出るくらい握りしめた拳が
震える。




「俺じゃ、日向を幸せにしてやれねぇんだよ」



翔さんが泣きそうな顔で言った。


/ 255ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp