• テキストサイズ

恋愛診察

第9章 知るべきことが傷


「入って」
「お邪魔します」



ミニテーブルを挟んで、座った。

なんか緊張。




「あお。櫻井君のこと、言った?」
「いや、まだ」
「なに?翔さんのこと?」



何かに安心を覚えたのか
櫻井君と付き合ってたことを
話した。







「そうなんだ」
「いつかは、言わないといけないとは思ってるんですけど」
「恐いのね」



何に怯えているのかもわからない。

だから、余計恐くて。


「でも、ニノのことだし。
最初は子供みたいになるかもだけど
そのうち戻ってくるよ。絶対」

「このまま、言わないでおくの?」



松本さんと知恵ちゃんの言葉で

少し肩が軽くなれました。



「翔さんが言わないのは


まだ、葵ちゃんが好きだからかな」






松本さんの言葉に、




私は動揺しなかった。


/ 255ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp