第7章 過去と未来のお話
「ごちそうさまです」
「お粗末さまです」
今日も後片付けは二人でやります。
なんか、こういうのって
今は幸せだけど・・・。
「もし、これが日課になったら・・・」
「え?」
また、和也君が遠い目をして言った。
「あおさんがやってくださいね?」
「あ、はい」
そっちの方が、いい。
だって・・・
「だって、私がやれない日があったら、貴女悲しいでしょ?」
同じことを、私よりも先に考えてくれてた、和也君。
その優しさに、甘えてばかりですみません。
「ありがとうございます」
甘えてばかりでもあり、
やられてばかりでもあるから
今日こそは仕返ししますよ!!