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恋愛診察
第5章 会えない分の愛を
「ふふっ」
「?」
一人でプチ反省会していたら二宮さんが小さく笑った。
「どうかしました?」
「いえ。そういうことか、と思ってね」
二宮さんの考えがわからないでいると
またクスリと笑った。
机にコーヒーを置いて、私と目が合う。
「教えてあげますよ。私のこと、たっぷりとね」
その、
言葉が
表情が
癖になる。
「おいで。あおさん」
ソファによしかかって、腕を広げて
私を呼ぶ二宮さん。
もう、その胸に
飛び込むしかなくなった。
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