第5章 会えない分の愛を
「なんで潤くんなの~」
「なんでって言われても~」
なになに。なんで二宮さんがすねてるの?
また、やきもちですか?
「松本さんも載ってたから・・・」
「普通そういうことします?
二宮和也君が目の前にいるのに?」
うっ・・・
確かに、ちょっと失礼だったかな。
じゃあ、二宮さんをとことん満喫します!
爆発するかもしれないけど・・・。
雑誌を閉じて、机の端に寄せた。
「二宮さん」
「なんですか?」
「好きな食べ物は?」
「は?」
ですよね。
いきなり食べ物って、やっぱり『は?』ですよね。