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【テニスの王子様】王様と私【跡部景吾裏夢】

第4章 どこにも行かないで



「舌、出せ」

甘い声に頭も身体も痺れるように気持ちが良い。

なんとか目を開けて舌を絡めるとアイスブルーの瞳が切なそうに見つめていて、もうそれだけで快楽と直結してしまうようだった。

気持ち良い。

キスの合間にぷは、と酸素を取り込むと景吾の瞳が揺れた。

ああ、私を欲しがってる。

右手は絶えず動いていて、景吾の長い指が膣内をくすぐっていた。

「ふ、あ」

キスしていても声が少し漏れる。

「だめ、それ、気持ち良すぎる」

小さく伝えると景吾がニィ、と意地悪く笑った。

子宮がきゅんと反応する。

どこから取り出したのか手早くコンドームをつけるとゆっくり景吾が私に挿入った。

「んっ」

「うっ」

景吾の声が重なって、また私のナカがきゅっとなるのが分かった。

「お前…ちょっと締めすぎ」

ほんの少し眉が下がって優しい顔つきになった景吾はますます綺麗で、見惚れてしまう。

「だって、景吾が、好き、だから」

景吾がゆっくりと動き、それに呼吸が合っていく。

「ああ」

困ったように笑う景吾。

少しずつピストン運動が早くなっていく、奥まで景吾がきていて、私のイイトコロを刺激していく。

「んっあっ」

声を殺すけど少し漏れてしまう。

髪に手を伸ばすと頬を摺り寄せられ、手のひらで頬をそっと撫でた。髪、耳、首、鎖骨、ゆっくり撫でていくと景吾の呼吸が乱れていく。

「ハァ…お前、少し、手加減しろよ、な」

「だ、め、ちゃんと、きも、ち、良く、なって」

「んっ、ああ」

景吾の眉間にシワが寄る。快楽に抗うように腰の動きが少し緩やかになった。

「ずっと、こうしてたいな」

「フッ、ずっと、か」

眉間にシワをよせたまま、景吾が笑って、ゆっくりと奥まで入ってくる。

「うあ、あぁっ」

しがみつくと景吾が抱きしめるように腕を回した。

跳ねるように声が押し出されてしまう。反射的に肩に歯を立てるとそのまま頭を抱えられ、激しく腰が動いた。

「ふ」

奥まで突き上げるような激しい動きに声が出そうになり肩に噛み付いたまま、1番気持ち良いところを期待する。

じゅぷ、と濡れた音が何度も耳に入り、快感が走る。

「クッ」

小さく景吾の声がして、中が痙攣するのが分かった。

「〜〜〜〜〜っ」

なんとか声を出さずに達し、一気に力が抜ける。

「ふ、ぁ、ハァ、ハァ、ハァ」
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