第3章 共同作業。
それからあっと言う間にプールの修復は完了した。
まだ4月で決して泳げる水温ではないが、
あまちゃんがプールに水をはってくれた。
「そして、あとはコレを。」
あまちゃんはみんなに塩素を配った。
各所に広がり、
みんなで塩素を投げ込んだ。
あの大自然がプールに戻った瞬間だった。
私の頭の中では
まさに劇的!ビ○ォー!ア○ター!な音楽が流れていた。
気分はまさに匠である。
私がそんな妄想をしていると、
凄まじい水音が聞こえた。
「は!?」
まさに目を疑った。
なんという事でしょう!
このまだ肌寒い時期というのに…
プールには水着姿の遙先輩が泳いで居るのです!!!
驚き…を通りこして
笑いしか出ませんでした。