第3章 共同作業。
「遙先輩、青いペンキ下さい。」
「ん。」
「あざっす。」
「あ、真琴先輩、青いペンキ貰ってきました。」
「あぁ!さんきゅー!楓!」
「うぃっす。」
「あぁ!楓ちゃん!やばいやばい!助けて!」
「は!?ちょ、渚っ!?うわぁ!?」
"ドシーン"
「わぁ!?ちょっと二人とも大丈夫?」
私は今、プールサイドでペンキにまみれながら
葉月渚と二人横たわりながら駆け寄ってきた
マネージャーである松岡江ちゃんを下から見つめていた。
「あ、パンツ見えた。」
「きゃー!!!!」
"ベキッ"
「ぐほっ!!!」
何故こうなってしまったのか。
順を追って説明していこう。