第8章 プレゼント
松本side
やっと体の熱が治まって
シーツに沈み込むと
隣に智の体も倒れこんできた
「潤…、大丈夫か?」
智の腕が俺の脱力した体を引き寄せる
「も…動けないよ…」
シーツも服も何もかも
汗と吐き出した熱とでぐちゃぐちゃだけど
それをなんとかしようとも思えない
視線だけを智に向けると
「すげー可愛かった…」
そう言われて
自分が晒した痴態を思い出した
「やだ…忘れてよ…」
重い腕で熱くなった顔を隠そうとすると
それを智に阻止されて唇が塞がれた
「ん…んぅ…」
「忘れらんねーよ…潤、あいしてる…」
「俺もあいしてるけどぉ…」
唇をとがらせると
ふふっと笑った智に抱き上げられた
「風呂、行くか…キレイにしてやるよ…」
顔を寄せて囁かれた声に
また熱が孕んでる気がして
「ちょ、もう無理だよ俺…っ」
重い体を捩ると
危ねえよってぎゅっと抱きかかえられる
そのまま風呂場の床に降ろされて
シャワーがかけられた