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大野さんと松本くん

第8章 プレゼント


大野side

潤の誕生日当日は火曜日だけど、二人で有給を取った。
オカケンに…あ、部長に言っておいたから大丈夫だろう。
それに二宮くんがいるから大丈夫。
親指を立てて、がんばれと言ってくれた。

俺達の事を知った時の二宮くんと相葉くんの顔は面白すぎた。
写真に撮っておけばよかった。

「…智?なに笑ってるの?」
「ん?いや…思い出し笑い」
「やらしいの…」

俺の腕の中でくすくす笑う潤は、天使みたいだ。
ぎゅっと抱きしめてルームライトを消した。

「明日は一日家に居ような」
「うん…」

潤の手が俺のパジャマをぎゅっと握った。


次の日、まだ早い時間に目が覚めた。
潤はまだ眠ってる。
そっと前髪を指で梳いて、潤の額にキスした。

「ん…」
「おはよ。潤」
「おはよう…智…」
「まだ目ぇ覚めないか?」
「んんー…」

枕の下に入れておいた小箱を取る。
うとうとしている潤の左手を取ると、薬指にプレゼントをはめた。

プラチナのリング。
俺も自分の薬指に同じデザインのリングをはめた。

「…ん…?」

リングをはめた左手同士を繋いで潤の額にキスした。

「お誕生日おめでとう…」
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