• テキストサイズ

太陽と向日葵【テニスの王子様】

第2章 友達になろう





『…千歳くんはだいぶ手馴れてとるね…』


「何が?」


『何でもない…ほら、はよ行こうや!』










教室に着いて、千歳くんは私の前の席に、私は千歳くんの後ろの席に座った。



相変わらず千歳くんの大きな背中が目に入る。






…………





そして放課後。













『千歳くん、ちゃんとテニス部行くんやで?』



「あはは!さん真面目やね!」





鞄を準備しながら千歳くんはそう言った。



『だって白石くんがすごく大変そうやもん。私に出来ることやってあげたいの!!ほら!はよ急いで!』


「もう準備ば出来ちょるよ。今から行くったい。」


『ほんま?じゃあ頑張って!!』


「うん。ならね。」


『う、うん?じゃあね〜!』






(…ならねってどういう意味だろう…)



その疑問だけ残して、千歳くんは教室から出た。








『…さてっ…!日誌書かんと!』




私はもう誰もいない教室の自分の席に座り直した。






/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp