ふらたーなる *Fraternal* 【気象系BL】
第3章 halftone ーDoctor Call Ⅲー
小さい子に話しかけるように優しいトーンで言うと益々羞恥で紅くなる顔。
普段の雄々しい翔くんはそこにはいなくて…僕の庇護欲をくすぐる。
「下も脱いじゃおうね?
ほら、腰、ちょっと浮かして?
お兄ちゃんがやってあげる」
僕の声に操られるかのようにほんの少し腰を上げた翔くん。
「そう、おりこうさんだね、翔。
これからどうして欲しいか教えて?」
「やっ…むり……」
首をふるふる振りながら恥ずかしそうに言う翔くん。
「言えないの?」
翔くんの滑らかで筋肉質の躰を撫でながら重ねて聞くと小さく頷く。
「そっかぁ、じゃあ、躰に聞いてみようかな?」
「え?さとにい?」
何されるかわからないというような顔で僕を見上げる。
「だって、言えないんでしょ?
だったらさ、直接、躰に聞くのが1番じゃない?」
綺麗な躰を撫でながら官能を引き出す。
「あっ…ぃやっ…そこっ、っダメっっ…」
「ダメじゃなくて『いい』だもんね?」
勃ちあがった胸の粒がいやらしく僕を誘うから…僕はその誘惑に落ちることにした。