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そうして君に落ちるまで
第6章 まずは触れてから考えよう2(コムイ)
「……なんでも言ってよ。上司としてもだけど、僕個人として心配だから。」
「…はい。」
あ、また。
室長の動き1つ1つにさっきから体が反応して、その度に胸が苦しくなる。
呂律が回っているのが奇跡。
「本当に大丈夫なんで…。ありがとうございます。」
「…うん。」
ぺこりと頭を下げ、室長の部屋を出る。
やばい。
やばいやばい。
今更、今更ですけど
今更ながらに気づいてしまった。
私、室長のことが好きなんだ。
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