第15章 旅立ち
木ノ葉を出て、私たちが向かったのは砂の里だった。
理由は、私が木ノ葉の次に知っている里だったから。
といっても、漫画の中で。
とにかく私たちは砂に向かっていた。
砂の里に向かう道中、私は、ナルトの妹と色々な話をした。
彼女の名前はメンマと言うらしい。
どうやら、メンマの中には二つに別れた九尾が封印されているらしい。
片割れは勿論ナルトの中。
そして、ナルトの九尾と違うのが、メンマの中にいる九尾は、九尾の理性とも言えるものが封印されていることとだった。
メンマは物心ついてから九尾に色々な事を教えてもらったようだ。
名前も、両親がつけたものを九尾が教えてくれて知っていたらしい。
名前の由来は言わずともで…。
さすがはあの人たちだと思った。
そして、私の名前を知っていた理由だが、これには驚かされた。
彼女は、九尾を通じてナルトの中から私を見たことがあったらしい。
どうやら話し方がナルトと似ているのは、兄妹だからだけではなく、ナルトとシンクロしていたせいもありそうだった。
私は、歌遁を使って砂の里への道のりを調べながら進んだ。
私は、幽閉されていたメンマに一般常識を教えながら砂の里に向かう。
ナルトとシンクロしていた彼女に教えるのは楽だったが、ナルトのせいでおかしな認識をしていたことについては苦笑いを隠せなかった。
砂に向かう途中、常識を教える他に、ちょっとした修行をした私はメンマの力に驚いた。