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第28章 Aランク任務?


「そんなこと言わな~いの!それより、女将が、今だったらお客が入れない時間だから温泉入って構わないだそうだ。」

カカシがそう言って時計を指す。
時計は22時を指していた。


「やった!って、もうこんな時間!?」

サクラは喜ぶと、時計をみて驚いた。

「明日の8時までだったら何時でも入っていいそうだ。」


カカシの言葉にサクラは女湯に行ってしまった。

(温泉すきだけど、今は男だしなー。夜中にでも入ろうかな?)


「おい、流、何してる?早くいくぞ。」


私がそんなことを考えていると、サスケが私を呼んだ。

『い、いや、俺は……』

「行くってばよ!流!」

私が断ろうとするのを遮って、ナルトが私の手首を掴む。


(マジですかぁぁぁ!?)


私は心の中で叫びながら男湯に引きずられて行った。








(……最悪だ、こんなことになるなんて。でも、あの二人は年齢的に小学生!そのくらいだったら前世で女湯に入っている男の子もいた!!)

私は脱衣所で自分を励ましていた。
カカシがいないのがせめてもの救いだ。
子供ならともかく、いい年した男の裸を見ることにはならずにすむ。

(マスク外したところみられたくないだろうしね)

そんなことを考えながら、覚悟を決め服に手をかけた。







「極楽だってばよ~」

ナルトが湯船に浸かってそう言った。
サスケは黙ってお湯に浸かっている。

私も、おかしくない程度に二人から離れた位置で湯に浸かっていた。


「でもさでもさ、残念だってばよ。」

ナルトが言う。

「何がだ?」

サスケがナルトに聞く。

「カカシ先生だってばよ!一緒に入ればマスクの下が見れたかも知れねーじゃん?」

ナルトがそう言うと、サスケもやはり興味があったのか、なるほどと呟く。

(確かに、マスクの下は見たいけど、他のものも見ちゃったら嫌だしね~)

私は二人の会話を聞きながら苦笑いした。
……その時だった。

"ガラガラ"

入り口のドアが音を立てて開いた。
今の時間、客は入って来ないわけで、必然的に入ってきたのは、たった今話題になっていた人物になる。
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