第4章 2度目の人生
その日、両親は揃って私の誕生日を祝うと、父が任務に出かけて行った。
父は私のために任務に遅刻するギリギリまでいてくれたようだ。
母は父を見送った後はずっと一緒にいてくれた。
母は私が産まれてからいつも一緒にいてくれた。
だが、どうやらそれも今日までらしかった。
「ルミママは明日から任務に復帰しなきゃいけないの。だから今日はいっぱい遊びましょうね!」
母が笑顔で告げてくる。
どうやら、母は私が一歳になるまで育児休暇をもらっていたらしい。
私は明日から両親の任務中は一族の誰かが預かってくれるらしい。
(ちゃんと良い子にしてよう。ママとパパのためにも、精神年齢的にも…)
私はそう心に誓うと母と積み木で遊んだ。
精神年齢20台のはずが身体の影響かなぜか楽しく遊べた。