第23章 担当上忍と自己紹介
「まずはこの四人だけであることをやる」
ナルトの問にカカシが答えた。
「サバイバル演習だ!」
カカシが言った。
「サバイバル演習?」
ナルトが聞き返す。
(ついにここまで来たか。)
私はそんなことを思いながら、黙って話しを聞いている。
「なんで任務で演習やんのよ?演習なら忍者学校で散々やったわよ!」
そう言うサクラ。
「相手はオレだが、だだの演習じゃない」
カカシの一言に皆首を傾げる。
ナ「じゃあさ!じゃあさ!どんな演習なの?」
カ「ククク…」
ナルトの質問に、静かに笑うカカシ。
「ちょっと!何がおかしいのよ、先生!?」
サクラが怒鳴るように言う。
「いや、ま!ただな、オレがこれ言ったらお前ら絶対引くから。」
カカシが楽しそうに言う。
『俺は、先生の笑い方で既に皆引いてると思いますけど。』
私の言葉に三人が頷く。
第7班になった私たちの心が初めて一つになった記念すべき瞬間だった。
「この演習は脱落率60%以上の超難関試験だ!」
カカシはそれを見てため息をつくも話しを続ける。
下忍になれる枠は少ししかなく、不合格者は再びアカデミーに戻される、カカシはそう説明する。
それを聞いたナルト達は硬直した。
「ハハハ、ホラ引いた。」
それを見てカカシが笑う。
「とにかく明日は演習場でお前らの合否を判断する。忍道具一式持って来い。それと…、朝飯は抜いて来い……吐くぞ!」
カカシは明日のサバイバル演習について書いてあるプリントを配る。
そして、配り終えると私たちは解散した。