第21章 卒業
卒業試験終わった。
やはり、ナルトは原作通り落ちた。
そして、落ち込むナルトにミズキが話しかけ、二人はどこかに消えた。
私はそれを見届けてからアパートに帰った。
アパートに帰ってから、私はずっとそわそわしていた。
(ナルトはもう、封印の書を持ち出したかな?)
これはミズキを捕まえるためにも、起こらなければならない出来事だった。
(大丈夫、イルカ先生が怪我をするけど、誰も死んだりしないはずだ。)
分かっていても落ち着かず、私は部屋のなかをうろうろと歩き回った。
(明日になれば、試験に合格したナルトに会える。)
私は自分に言い聞かせて、部屋を飛び出したいのをこらえて一晩中を過ごした。