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If...

第20章 平穏


サスケと一緒に弁当を食べるようになってから一週間、黙って弁当を食べると、会話もなく私がその場を去ると言うおかしな状況が続いていた。


(何も話すことないし話しかけて来ないからな~)

教室に戻りながらそんなことを思う。
目的はサスケと会話することではなく、サスケにバランスのいい食事をさせることだから達成できてはいたが。

『ったく、可愛気なく育っちゃって。』


昔はあんなに可愛かったのにと、小さい頃のサスケを思い出す。

私は子供の成長を見守る母親の気分で溜め息をついた。


教室に戻ると、ナルトたちも戻って来ていた。


私が席に着くとイタズラの計画を話していたナルトは、ヤベっと言って話題を変えた。

私はそれを見てニヤリとする。


『そんなんじゃ失敗するぜ?シカマル、頭いいんだから作戦考えてやれよ?』

そう言ってシカマルを見る。


「真面目なお前がそんなこと言って良いのかよ?それに、俺のテストの点はナルトの次ぎに悪いぜ?」


シカマルが驚いた顔で聞いてくる。

『ルールは破ってなんぼだろ?それにシカマルのテストの点が低いのは面倒くさがってるからだろ?』


私はそう言ってニヤリと笑う。
ナルトとシカマルが驚いた顔で私を見ていた。

『ドベ一人じゃイタズラ成功しないだろ?』


私がそう言うと、ナルトが怒り出した。

シカマルがそんな私たちを呆れた表情で見ていた。

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