第18章 合同演習
『よし!しゅっぱーつ!』
男に変化した私は、里の門の前で拳を振り上げた。
男に変化したと言っても、髪を
短くして少し身長を伸ばした程度。
(…あ、あと余計なものが子股間から生え……。)
とにかく見た目はあまり変えていなかった。
メ「ルミ、まだ時間じゃないよ!しかも、皆見てるよ~!」
メンマが私のせいで注目され、恥ずかしそうに言った。
私たちは、合同演習で木ノ葉に向かうため里の門に集合していた。
もちろん、他のクラスや学年の選ばれた生徒たちもいるため、その視線が私たちに集まってしまったのだ。
メンマは恥ずかしがってしまい、我愛羅にはため息をつかれてしまった。
『メンマ!今はルミじゃなくて流 !』
私はそんな二人の様子を気にせずそう言った。
やはり、慣らすために今から変化しておいて正解だった。
木ノ葉についてからルミなんて呼ばれたらおしまいだ。
まぁ、我愛羅は間違えそうにないが。
そんなことを考えていると、いつの間にかアカデミーの教師がきていて、出発する時間になっていた。