第17章 砂のアカデミー
翌日、アカデミーでは予告通り傀儡の授業が行われた。
そのなかで、傀儡の適性があったのは、私とメンマ、それから他のクラスの生徒二、三人 だった。
『良かったね~、我愛羅!
できないのは我愛羅だけじゃなかったよ~。』
私はからかうようにそう言って我愛羅の肩を励ますように叩いた。
「………うるさい。」
我愛羅は、照れたのか怒ったのか赤くなってそう言うと私から視線を反らした。
我愛羅は少しずつ変わっていた。
それを見て私は微笑み、我愛羅の頭をぐりぐりした。
それを煩そうに振り払った我愛羅は、どこか楽しそうな顔をしていた。