第2章 プロローグ
ようやくゴールすると、遅すぎたせいで、すでにコーチはいなく、同級生の数人が待ってくれているだけだった。
『ヤバい!デブ過ぎておいてかれた!』
私は笑いながらみんなのもとに歩いていく。
「お疲れー!」
そんな私に笑いながらそう返してくれるルームメイトと同級生。
私は息を整えながら今日の午後の練習時間をルームメイトに確認した。
そのあと、学食に向かう同級生たちと別れ、私は寮に戻った。
寮に戻るとシャワーを浴びてベッドに倒れ込む。
走り終わってから急に咳がぶり返してきた。
私はシールを胸にはると濡れた頭にタオルを巻いて布団にくるまった。
今日の授業もサボりだ。
というより、体がきつくて動けなかった。
寝不足もあり、私は即行で眠りに落ちた。
同室「流水起きて!部活おくれるよー!」
熟睡していたらしい私は、ルームメイトによっておこされた。
『うわっ!熟睡してた!!
ありがと!』
私はあわてて準備をすると、寮を出た。
今日も私はジムでトレーニングだ。