第17章 side HAIBA LEV
びくんっ。
梢の身体が大きく跳ねた。
『やっ…ちが…』
「違わない。俺の咥えて自分で動いて、自分だけ気持ちよくなってる。
俺にオナニー見られて気持ちいい?」
ひくり、ひくり。
俺に卑猥なことを言われ、ナカが蠢く。
濡れた髪をかき上げながら梢と目を合わせると、先ほどの勝気な瞳とは一転して困ったような、泣きそうな顔で俺を見る。
「俺にもっと見せてよ。梢のオナニー。
自分で腰振って、自分のイイトコに俺の擦り付けてヨガる梢…見せて?」
『そ…な…』
「できるでしょ?」
そう、瞳を見つめて笑えば、梢はこくり頷く。
そして、恥ずかしそうに濡れた瞳を閉じると俺の腹に手を置き、身体を上下に動かし始めた。
最初は恥ずかしさで小さかった動きも、すこしずつ、すこしずつ大胆になり、結合部からはぬちゃぬちゃとイヤらしい音が響く。
「梢?オナニー気持ちいい?」
『っ……きもちっ…いいっ!』
「梢は、何使ってオナニーしてるの?」
夢中になって腰を振る梢。
でも、恥ずかしいみたいで口は喘ぎを漏らすだけ。
「上手に言えたら、”ご褒美”。いちばん奥、いっぱい突いてイかせてあげる。」
俺、月島みたいなこと言ってるな。
そんなことを思いながら梢を見れば、閉じられていた瞼をそろり、と開ける。
小さく口を開け、梢はぽつり、答えた。
『わ…たし……りえーふくんの……太くておっきいので…きもちく…なってる…』