Loveyourself ~君が嫌いな君が好き~【気象BL】
第5章 M×O
Mside
あぁ、早く終わらないかな。
俺は今、番宣収録をしてる。この後解散なのだが、家では愛しの智が待ってると思うと、収録がめんどくさく感じる。
「はい、カット~!!収録は以上です!お疲れさまでした」
はぁー。ようやく、終わった。
心の中でため息をついた俺は荷物をまとめ、
潤「じゃ、お先に失礼します。お疲れさまでした」
笑顔で収録現場を後にした。
いつもはマネージャーが送ってくれるのだが、今日は一人で帰りたい、と言って別れてきた。
俺は駐車場に行き、車に乗り家に向かった。
目の前には車、車、車。
周りには車しかないのにそばに智がいるように感じた。