第11章 ☆ピックアップ御礼☆

Aside


え、こ、これって恋愛モノ…！
お互いに観る映画はなんでもいいって話、したけど流石に男二人ではまずいでしょ。

…俺は、いいんだけどね。でも彼は女の子が好きなはず。気持ち悪いかな、俺。

とりあえず俺は彼にメールした。

『｢Sweetlove｣っていう映画になったよ。恋愛モノなんだけど。でも男二人で、は気持ち悪いよね？どうする？俺はどっちでもいい（笑）』

すると、１分も経たずに返信が来た。

『俺は気持ち悪いって思わないからそれでもいいよ。せっかくそれに決まったんだしそれにしない？』


なんて優しいんだろう。ホントは気持ち悪いって思ってるはず。男二人で恋愛モノだよ。

じゃあ、他のやつにしよう。気、使わせてごめんね？

そう返信しようと思った。


『そうだね！それにしよう！ありがとう』


真逆のことを打って返信した。
…いや、これが本音なのかもしれない。