第7章 7.過去
その人は顔立ちがハッキリしてて
イケメンだといえばイケメンで、
「僕、二宮和也の従兄弟でここの店長の
松本潤って言います。」
『あ、に、二宮くんのですか?』
「ええ、カズからは話聞いてます」
『話……え、私のですか!?』
な、なんか話せるようなことしたっけ?
ていうか何話てんだろう……
「俺のご主人様とかなんとか?
お客さんにまで言ってましたよ?」
『え、そ、そんなことを…はぁ…参った』
そう言いながらオデコに手をやると、
松本さんがクスクスと笑い出した。
「あ、いや、すいません
ただ、何か分かりました。
カズがあなたと仲良くなれた理由」
『え、あ…そう、ですか?』
「さんでしたよね?
今日は俺のおごりなんで飲んでください
相葉くんもどうぞ」
「え!?まじ!?どうしよー!」
そう言いながら相葉くんは
またメニューに目を移した。