ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第5章 闇にまぎれしその正体
『ん………まだ朝……?』
体が重い。
それに、なんか異様に気怠い。
言いようのない倦怠感が襲う。
『ん?なんか………』
縛られてる?
腕が痛い。
見てみると、わたしの腕はベッドの端に鎖で繋がれ、身動きひとつ取れない状況だった。
『な、なにこれ……!ちょっ、どうなってるの!?取れないっ………!』
「チッ………五月蝿い……」
『ひゃっ!?シュウさん!?』
鎖でつながれた腕ばかりに気がいき、全くシュウさんの存在に気づかなかった。
『なんでわたしの足元で寝てるんですか!?っていうか、これは一体……!?』
シュウ「ぎゃあぎゃあ喚くな。あんたの寝相があまりにも悪かったから拘束しただけ。恨むんなら、あんたの寝相の悪さを恨め」
『んなっ!?』
わたし、そこまで寝相が悪いほうじゃないんだけど!?