ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第4章 突然の招待
朝。
一人暮らし中のマンションのポストに手紙が来ていた。差出人は誰か分からない。小綺麗な封筒の宛名の所にわたしの名前が書かれているだけ。
何か怪しい請求をされるような覚えはないし、両親から手紙が届くとも思わない。
とりあえず、部屋へと持ち帰った。
わたしが住んでいるのは15階。
高校生ひとりで住むには大きいし、広すぎる。
父と母はわたしがまだ幼い頃に離婚している。父に引き取られたわたしは、生活習慣のない父に変わり、家の家事を全てこなした。
その間、父はひたすら勉強をし続けた。
IT企業を設立するために。
そして、その努力が実ってか、見事会社を設立させることを成功させた。それも、かなりの大企業へと成長した。
でも、ある日。
突然に父は死んだ。
全身の血を抜かれた状態で────………。