ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第3章 ────
【───side】
「使い魔によると、街で血がなくなって死んでしまった人間が倒れているらしいのですが………。貴方達ではないでしょうね?」
「僕じゃありませんよ。どうせ、ライトとかスバルでしょう?」
「えー、僕じゃないよー?カナトくん、ひどいなぁー。スバルくんなんじゃないの?んふ♪」
「はあ!?オレじゃねえよ!!」
「オレ様もちげえ。つーか、そういうレイジはどうなんだよ」
「私がそんなことするはずがないでしょう。さっきから黙っているそこの穀潰しじゃないんですか?」
五月蝿い。
どこにいてもこんなんだ。
「聞いているのですか!」
「………五月蝿い。俺じゃない」
また、面倒臭いことに巻き込まれるのだろうか。
まあ、今はどうでもいい。