ENDLESS L♥VE【DIABOLIK LOVERS】
第2章 気持ちの変化
『わたし、シュウさんが好き。好きなの』
言えば言うほどにその気持ちははっきりとしていく。
愛衣「聞いてるこっちがハズイからストップ!」
愛衣が困ったように笑いながら、ため息をつく。
愛衣「どう?分かった?」
『うん!なんかすっきりした!今まではシュウさんにはただ憧れているだけだって思ってたから』
愛衣がわたしの言葉を聞いて、満足そうに頷いた。
愛衣「奈律はこれから、どうするの?」
〈どうするの?〉
この言葉の意味が、今のわたしならはっきりと理解出来た。シュウさんを想い続けるか、もう諦めるか。
そんなの、決まってる。
『わたしは、この気持ちを大切にしたい。だから、想い続けるよ』
だって、初めてなんだ。
初恋、なんだ。
例え、この恋が叶わなくたって、きっと無駄じゃない。
ううん。
絶対に、無駄じゃない。