《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
(いつまでこんな生活続くのかな…。)
授業中、右手で頰をつき左斜め上に視線を向けながらぼーっと考えていた。
(このままじゃ、疲労もしくは貧血で死んじゃうよ…。)
小さく溜息をすると、後ろから背中を突かれた。
「ユイさんは、授業より僕に吸血されたいんですよね。」
「ちょっ…ち、違うよっ、」
「素直に言ってくださいよ。あははは。」
私の席は、教室の窓側の後ろから二番目の席。その後ろにはカナトくんがテディと座っている。
カナトくんが授業中、教科書やノートではなく机の上にテディがいることは、誰も注意しないのが規則らしい。
そんなことより!!
私は後ろを向き、必死に弁解していた。
…背後に近ずく姿に気づかずに…。