《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
吸血しながらも、左手にどんどんと体重をかけられる。
「手、痛いですか?やめて欲しいですか?」
「痛いよ、」
「でも、僕わかっちゃったんですよ。」
わかっちゃった?私は痛みに耐えながら、カナトくんの言っている意味を考えたけど、答えを導き出せなかった。
「ユイさんは、痛い方が興奮するんですよね。」
「えっ、違、」
「違いませんよ。現に今も痛くしたら、血が甘くて美味しくなりましたよ。変態なんですよ。あははは。」
変態。
カナトくんに言われたとおり変態なのかな。
今は、それより逃げることが最優先。身体をうつ伏せにして、残り少ない力を振り絞って階段を掴み、身体を這わせた。
「その行動は、抵抗ですね。そんなので僕から逃げれると思ってるですか。許しません。」
「やだっ、…ぁ、」
カナトくんは、右肩に思いっきり噛み付き吸血をする。怒りのせいか息が荒い。
私の意識が途切れるのに、さほど時間はかからなかった。