《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第4章 新生活…?
「床に這い蹲って、僕の靴を舐めながらもう一度言ってください。あははは。」
「舐め…っ、」
私が躊躇していると、左頬に痛みが走った。
パシンっ
どうやらカナトくんに頬を平手打ちされてしまったらしい。突然のことで唖然としていると、口に広がる血の味が我に返させた。
「ん、この匂い。口の中切れてしまったんですね。可哀想に。
ユイさんが悪いんですよ。早くしてくれないからです。」
「ううっ、」
泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。
そう自分に言い聞かせても、涙が止まらない。
怖いよ。痛いよ。