《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第3章 なんて言ったの…?
「ふふ、美味しいです。」
「痛いっ、カナトくんっ、、」
私は泣きながら、カナトくんを離そうとするが、力が敵わずビクともしない。痛すぎて意味がわからない。涙が止まらないよ。
「…しょうがないですね。少し、気持ち良くしてあげます。」
(…?な、なにこれ。痛くない。)
あんなに痛かったのに、今は痛くない。痛くないというか気持ちいといった方が近いかもしれない。…何だか身体がふわふわする。
「ふふふ、そんなに気持ちいいですか。
ユイさんは、僕の快楽に飼われてくださいね。」
「カナ…と…くん、」
カナトくんは、吸血をやめると、私の唇にキスをした。
火照って暑い私の身体に、冷たいカナトくんの唇が何とも気持ちいい。
甘酸っぱいと言われる、ファーストキスは血の味がした。