《DIABOLIK LOVERS》吸アイ【R18】
第3章 なんて言ったの…?
「大丈夫ですか?」
「ん…。カ…ナトくん…?」
私は目を覚ますと、白いカーテンで仕切られたベッドに寝ていた。どうやら私は保健室に運ばれたみたい。目の前には私の顔を覗き込むカナトくんがいる。
「貧血ですか?」
「ごめんね。最近、眠れてないからかも。」
カナトくんはびっくりした顔をして、次の瞬間、甲高い笑をあげる。その笑い声は、貧血でフラフラの頭に突き刺さる。
「ユイさんが倒れたのは、僕が原因なのに謝るとか、とても面白いです。ふふ、あははは。」
「何で、カナトくんが原因なの。」
「ユイさんって、馬鹿なんですか。」