第5章 出前2 〜伊達〜
出前もたくさん行って、最初の方は迷っていた事務所も迷わなくなった。
それには、みんなの力を借りてるんだけど。
この間は、京也さんに助けてもらった。
『あ、あれ?○○スタジオってどこだっけ?』
キ「お姉さん
何かお困り?」
『京也さん!
ちょっと迷っちゃって……』
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『ありがとうございます!
助かりました!』
案内してくれた京也さんのおかげで目的地に着くことができた。
キ「大丈夫。
俺もここ行くところだったしね」
『あ、そうなんですか?』
キ「うん。
美奈子と会えるなんて思ってなかったけど」
『えへへ、そうですね』
そんなことを言われ慣れてない私は、少しだけ体温が上がった気がする。
キ「……悪い子ちゃんめ。
とにかく、お前のおかげで頑張れるよ。
じゃあな?」
『はい!』
京也さんはお兄さんみたいで、一緒にいて安心できる人だなぁ。
と、思いながら、次こそは迷わないように!!と誓った。