第26章 そうだ、旅行に行こう。 番外編 R18
「美優さん。服脱がせるね。」
とろとろにとろけた顔の美優さんにそう言えば、美優さんは俺の言葉に従いワンピースの背中のファスナーを下ろそうとするけれど、上手く下げられないようで何度か挑戦した後、俺に背中を向けながら肩越しに俺を見る。
『りえーふ、とって?』
甘えるような口調。
とろりとした瞳。
しなる腰。
全てが計算なのではないかと思うくらいエロくて、勃たせないようにと頑張っていたはずの陰茎が無意識に立ち上がっていた。
必死に理性に打ち勝ちファスナーを下げれば、美優さんはワンピースから腕を抜き、立ち上がって腰を抜く。
下着は今回の洋服に合わせて黒。
背中の編み上げたリボンやショーツのサイドのリボン、レースで透けたお尻がいやらしい。
『りえーふみて?』
美優さんが、ぽよんと胸を揺らしながら俺の前に座る。
『これ、ふろんとほっくなの。』
ぷちん、と谷間のホックを外した美優さんは両手で胸を包みにまりと笑う。
『えっちでしょ?』
酒が入っているからか、いつもより大胆な美優さん。
いつもの恥ずかしそうな美優さんも可愛いけれど、えろい美優さんも大好物だ。
とん、と優しく肩を押し倒れた美優さんに覆いかぶさると、しゅるりとネクタイを外す。
「うん、えっちで興奮する。」
シーツに投げ出された手をひとまとめにしネクタイで縛る。
いつもは不安そうになる顔が今日は期待で口元が緩んでいる。
着ていたシャツを脱いで放ると、俺は美優さんの緩んだ唇にキスを落とした。