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ねこわん‼︎【HQ】

第13章 修行の成果! R18




「っ…てつろ…さ…」

膝まくらの体勢でてつろーさんは私のお腹にちゅっちゅっと音を立てて吸い付く。
たまにお腹の小さなくぼみを舌でなぞったり吸い付いたりするのがなんだかもどかしくて体をよじると、「頭が落ちるー」と言われなかなか動かすこともできない。

「ね、てつろーさん?」

癖のあるさらりとした毛質の髪をさらりと撫でながら、私はてつろーさんに話しかける。

「足…痺れちゃう、から…」

言い訳のようにそう話しかけると、意図が伝わったらしくてつろーさんはにやりと笑う。
ゆっくり、猫のように上半身を持ち上げたてつろーさんは、私の頬に擦り寄ると熱い息とともに耳に言葉を吐いた。


「ベッド、行くか。」





てつろーさんの家に着いた時に、バレー部のジャージは料理中に汚しそうだから脱いだけれど、Tシャツと下はまだ。
ベッドに上がる時にするりとジャージを脱がされ下半身は下着のみ。
恥ずかしくなってその場でTシャツを伸ばして下着を隠すけれど、露出した腿を指先で撫でられ手の力が緩む。
その隙を狙っててつろーさんは、お尻からTシャツを引っぺがした。

「っ!てつろーさん!」

「あれ?そこまで気合い入れてねーのな。」

てつろーさんは、”上下はお揃いだけど装飾の少ない普段使いの下着”が不満だったようだ。
でも大きなレースやフリルのついた下着って、Tシャツ越しだとやたらぼこぼこしちゃって…

「おふろ入ってからだと思ったから…」

春高予選中動かないけれどきっと汗をかくことはわかっていたから、あえて着替えの方に気合いを入れたんだけど…

私の呟きを聞いたてつろーさん。
半端にベッドに登った体制だった私を持ち上げ、勢いよくベッドに放る。
そしてぎしりとベッドを鳴らしながら覆いかぶさる大きな体。

「じゃあさ、気合の入った下着は

1回戦が終わってからな?」


ぎらり

鈍く光る瞳。

発そうとした言葉を、こくり、飲み込み、
私はそのままそっと瞳を閉じた。

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