第8章 6Q
退院して、初めての部活。
退院してから、毎日のロードワークに筋トレ3倍と柔軟を入れたからか鈍ってない。
ま、少しはボールと距離を感じるけどな…支障が出ない程度だから、これから取り戻せばいいよな。
でも…俺がいない間に、何か変わった気がする。
(ガラッ
?「……」
…あれ?
体育館って勝手に入っちゃダメだった気が。
赤「遅いぞ、灰崎。アップが終わったら、練習に入れ。」
え?何この人…バスケ部なの?
…それに1軍⁉︎
『おい…赤司。あいつ誰だ?』
赤「あぁ。あいつは灰崎だ。お前と黄瀬が入る前から、居たんだが素行が悪くてほとんど来てなかったんだ。」
『ふーん…あの子スタメン?』
赤「あぁ。一応は、な」
俺にとっては、どうでもいい存在だな。
第一印象は、その辺の粋がってるモブキャラと一緒。…どうでもよかった。