第4章 2Q
赤司に連れられ来た体育館の外。
『んで、話って何?』
赤「お前のその目は何だ?」
『げっ⁉︎見えてた……の?』
赤「当たり前だ。
…今はカラコンで、元の色隠してるんだろう?」
『あぁ。何か、直ぐばれちゃったな』
もう諦めよう。
隠しても意味がないんだろ…
俺は黒のカラコンを外した。
赤「っな!!!!!!」
『俺の目は元々水色、いや緑?エメラルドグリーンってやつか?
流石に目立つから、カラコンで隠してる。
右目の色が変わるのは、バスケしてても時々だけ。
何かそのせいか知らないけど、いろいろ見えちゃうし…
ま、ばれちゃあしょうがないよね』
赤「ほう…で、試合ではエメラルドグリーン?の右目が黄色に変わる、と?」
『……たぶん、な。さっきの1on1は青峰をボコしたかったし、早く終わらせたかったってのもあるけど…』
赤「……」
『挑発に乗って前髪下ろしたし、ちょっとくらい…目、使ってもイイかなって………』
赤「…おそらく、お前のその目は俺と同じ性質を持つ。此処(帝光バスケ部)は、全戦全勝が絶対理念だ。負けは許さない。
次の2軍の練習試合に、お前と黄瀬と黒子が一緒に行くことになる。負けたら2軍落ちだ。
一回自分の力を存分に出してくるといい。」
そう言うと赤司は俺に、入部届けを渡してきた。
赤「明日から朝練に出てくれ。予定は桃井か黒子に聞け。遅刻したら…(シャキーン✂️」
『………何故に、は さ み?www』
何、こいつww面白ぇな
ってか、それより…
『お前って呼ばないで欲しいんだけど…?』
赤「明日の朝練にちゃんと来たら、名前で読んでやる」
『わかった!黄瀬と黒子に試合のこと言っとくよ!んじゃ、さよーならーーー』
ダダダダダダダダッーーーーー
日置江は凄い勢いで、走りさった…
赤(なんなんだ?日置江、だったか?あの黄瀬って奴より断然強いな…。次の試合、見ものだな。
……それと日置江は、まだ何か、隠している……?)