第9章 ギラン
「らしくないな‥確かに里奈殿は優しい方だ。ダリューン卿が告白する気がないのなら俺のものにしてしまうぞ?」
きづくとまわりには人が集まっていて里奈の歌をきいていた
「綺麗な歌声‥」
里奈はぺこりと頭を下げた
「ダリューン卿‥どうなるかは里奈殿しだいだ。どちらを選ぼうと文句はなしだからな?」
ダリューンは頷いた
「里奈殿!お疲れ様でした」
「気持よかったよ!ありがとうギーヴ」
里奈が笑顔でそういうとギーヴも微笑んだ
(私には‥皆の笑顔を奪う権利なんてないんだ‥このままずっとここにいたい‥)
するとダリューンが何かの気配に気づいた
「銀仮面‥里奈殿お下がりください!」
ギーヴは剣を構えた