第9章 ギラン
「殿下‥里奈がダリューンを好きな事は本人には黙っていてください」
「あぁ!」
アルフリードはギーヴと目を合わせようとしない
「行こ!ナルサス」
「行ってこいナルサス」
アルフリードはナルサスをひっぱりなにかを見に行った
「ファランギースは何かみるの?」
「だいたいみたからのう‥」
「そっか‥」
「ダリューンと里奈で何かをみてきたらどうだ?」
アルスラーンなりの里奈にたいする気遣いなのだろう
「ファランギース殿は殿下と一緒に!俺も同行しよう」
「あ‥」
アルスラーンは苦笑いした
(ギーヴも譲れないのだからまぁいいか)
ギーヴは里奈の腕を掴んだ
「どこいきます?あなたの行きたい場所につれていきますよ?」